トマトに関する豆知識
プロフィール
学 名:Lycopersicum esculentum MILL
英 名:tomato
和 名:トマト・赤茄子・蕃茄
原産地:南米アンデス山脈の高原地帯、高地の乾燥冷涼な土地で生まれた
分 類:ナス科のナス属 ピーマンやトウガラシ、ジャガイモ、タバコなどが仲間
こんな風に分けることができます
色 別
ピンク系
生食向き、日本で流通しているトマトの約8割を占める。皮が薄く、甘味が強く、中のゼリーを多いことが特徴でファーストや桃太郎が主な品種。
赤系
調理・加工向き、世界の主流のトマト。皮が厚く、果肉が固いことが特徴。ピンク系に比べてリコピンやビタミン、食物繊維が豊富、ピコリーノやエレガンスが主な品種。
他
黄色や黒色、緑色、柄があるものなど、トマトは種類が豊富
サイズ
大玉系・中玉系・ミディ系・ミニ系の品種がある
栄養素をたっぷり含んでいます
赤い天使「リコピン」
トマトには、赤い色素成分のリコピンが多く含まれています。リコピンは抗酸化作用のある栄養素で、体の老化や生活習慣病のもととなる活性酸素を消去します。
トマトのリコピンは、他の野菜の色素成分やビタミンの抗酸化力に比べ、非常に強い力を持っています。
身近な戦士「ビタミン」
トマトには、ビタミンが豊富に含まれています。ビタミンCは、シミの原因となるメラニン色素を抑え、コラーゲンの生成を促します。
旨みのシェフ「グルタミン酸」
トマトには、旨みのもととなるグルタミン酸が含まれています。
トマトのグルタミン酸は、熟して赤くなるほど増えます。グルタミン酸はアミノ酸の一つで、エネルギー源として利用され、疲労を回復させます。
日本では醤油、昆布、かつお節が料理の引き立て役として様々な料理に使われるように、地中海沿岸地方では、トマトが使われます。
バランス名人「クエン酸」
トマトには、有機酸が多く含まれています。特にクエン酸が多く、野菜の味を引き立てます。
クエン酸は、疲労を回復させます。胃腸の働きも活性化させ、食欲が増します。
小さな力持ち「ミネラル類」
トマトには、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれています。ミネラルは、ビタミンの働きを助けます。
トマト生産ランキングトップ10(2020年度日本国内)
1位 熊本県 135,300トン(全国シェア19.2.5%)
2位 北海道 66,200トン( 〃 9.4%)
3位 愛知県 43,300トン( 〃 6.1%)
⒋位 茨城県 41,700トン( 〃 5.9%)
5位 栃木県 31,500トン( 〃 4.5%)
6位 千葉県 30,000トン( 〃 4.2%)
7位 岐阜県 23,600トン( 〃 3.3%)
8位 福島県 23,200トン( 〃 3.3%)
9位 群馬県 20,400トン( 〃 2.9%)
10位 福岡県 19,200トン( 〃 2.7%)
ちなみに長崎県は16位の12,300トン(シェア1.7%)になります。
トマトを良く食べる国には・・・
◆FAO(国際連合食料農業機関 2007)参照
1位・・・エジプト
2位・・・ギリシャ
3位・・・リビア
4位・・・チュニジア
5位・・・レバノン
6位・・・イラン
7位・・・イタリア
8位・・・スペイン
9位・・・アメリカ
10位・・・カナダ
※日本はカナダの1/3程度です。